

極限までサイズを小さくしたコンパクト設計
本体寸法はW1,460㎜×D820㎜×H1,530㎜で、限りある研究スペースでも設置場所を選びません。
本体には観察用カメラを搭載した培養ユニット、培地を保存する冷蔵保管ユニット、PBS、剥離液などの試薬を保存する常温保管ユニットを搭載しています。操作は視認性と操作性を考慮しタッチパネル式を採用し、ログ記録だけでなく品質管理ソフトを搭載しています。
コンタミリスクの軽減と自動培養の両立化を実現
シャーレを用いた一般的な培養系では、培地交換やインキュベーター庫内で外気に触れる開放系となります。
アステック幹細胞自動培養装置では閉鎖系培養システムを採用しており、コンタミリスクの低減につながります。専用培養器、チューブラインなどの消耗品はセットで提供され、すべてシングルユースです。
最初と最後だけ手作業で行えば、あとは確認のみです。
時間のかかる培養作業の大半を自動で行うことができます。手作業で行う場合の課題である汚染リスク、生産性の低さ、作業者による品質の違いについても、自動培養装置を使うことで課題解決につながります。
お客様の用途に合わせて容器の容量を変更可能です。
自動培養装置で使用する専用培養容器は1段、5段、10段の3種類ありますのでお客様の用途にあわせて段数を変更可能です。専用容器10段で、T225フラスコ44個分に相当します。
また、一般的な細胞培養用シャーレと同じ素材のポリスチレンを使用しており、培養表面は親水性処理が施されて全ての接着細胞の培養に使用可能です。
ヒトiPS細胞や間葉系幹細胞などの培養実績があり、培養後の未分化マーカーの発現量はTフラスコ培養と同等の結果となっております。
培養中の細胞の品質を自動で評価します
細胞の品質を一定にする事はとても重要です。しかし、生きた細胞を扱う上で培養の条件が同じであっても品質が一定にならない可能性があります。品質を客観的に判断するために、弊社の自動培養装置には専用のAI管理ソフトを搭載しています。細胞の画像を16のパラメーターで数値化して品質管理の物差しとし、細胞のログ管理、過去の細胞と比較して品質チェックを行います。オプションとして播種24時間後の細胞画像から1週間後の細胞増殖を予測する機能も追加できます。
型式 | CELLA i4.0 |
対象細胞 | 接着細胞全般(MSC細胞、iPS細胞など) |
自動化プロセス | 播種→拡大培養→回収 |
培養面積 | 10,000cm2 |
分析機能 | 細胞観察、溶存酸素測定、培地成分測定(オフライン) |
培養ユニット温度制御 | 室温+5℃~45℃(通常37℃) |
試薬ユニット温度制御 | 10℃以下、常温~37℃ |
カメラ観察 | CellCube10段、全段観察可能 |
カメラ | CMOSカメラ、対物レンズ4倍 |
消費電力 | 1kW |
周辺環境 | 18℃~25℃ 湿度70%以下 |
重量 | 350kg |
外寸 | W1,460mm×D820mm×H1,530mm |
データ出力 | CSVファイル形式 |
ガスコントロール | CO2:0%~10.0% O2:1.0%~30.0% |
HEK-293、CHO細胞に最適な高密度閉鎖培養装置。細胞のストレス軽減、培養液の溶存酸素モニター&制御、自動化に最適。
細胞を低周波電磁波で刺激過程から顕微鏡観察・撮影まで自動に行える装置です。細胞を特殊な環境で培養したいというお客様の要望から実現できた国内唯一の装置です。
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